「国産メーカー」の記事一覧

国内自動車メーカーの特徴・まとめ

国内で自動車関連に就業している人口は約548万人で、これは国内就業人口の約8.8%に相当します。日本経済において重要な役割を果たしている国内各自動車メーカーの特徴をまとめてみました。

ダイハツ〜軽自動車の効率性をコンパクトカーに応用

ダイハツの国内販売台数は約60万台でマツダの約24.5万台を大きく上回っており、国内に限っていえば日産に次いで第5位となっています。ただし、この大半は軽自動車の販売台数であり、軽スーパーハイトワゴンのタントだけで年間23〜24万台を販売しています。

三菱自動車〜「リコール隠し・ 燃費改ざん」今後の企業体制に期待がかかる

2000年、2004年と連続してリコール隠しが発覚、2016年に燃料試験の不正問題が発生、軽自動車を共同開発していた日産が株式の34%を取得して現在はルノー=日産アライアンスの傘下企業となっています。

スズキ〜インドから世界に小型車を発信する

国内市場に限っては軽自動車のイメージが強いスズキですが、世界85カ国販売台数ではプジョー・シトロエンに次いで第10位、約288万台を販売した実績を持っていて、国内販売とは異なる豊富な車種を揃えています。

スバル〜高い技術力がトヨタ傘下になって経営に結びついた

スバルの2016年度累計生産台数は約102万台です。売上高営業利益率では12.4%と国内メーカーではトップに立っています。過去、何度も倒産の危機を迎えたスバルでしたが、現在は社歴の中でもっとも絶頂期に達しているといえるでしょう。

日産〜ルノーとの共同体制で世界市場シェア拡大を狙う

現在、日産はルノー=日産アライアンス体制となったことで新車開発は国内よりも世界戦略へシフトされたため、国内の新車販売台数は第4位に甘んじています。

マツダ〜SKYACTIV技術で元気を取り戻す

マツダは2010年に発表されたSKYACTIV TECHNOLOGY以降は業績を上昇させ、2017年度3月期のグローバル販売台数は約155万台が見込まれています。とくに欧州での伸び率が良く、前年比22%増を達成しています。

トヨタ自動車〜念願の世界生産台数第1位を獲得

トヨタは世界85カ国の自動車販売台数で2014、2015年と連続して念願の首位を獲得しました。しかし順風満帆で獲得したわけではなく、1990年代のバブル経済崩壊、2008年のリーマン・ショックや2010年の大規模リコールといった危機的状況を乗り越えての躍進です。

ホンダ〜チャレンジ精神で画期的な技術を開発

ホンダは国産メーカーの最後発でありながら、創業者本田宗一郎の理念に従って成長を続け、現在は国内販売台数においてトヨタに次ぐ第2位を獲得しています。

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