ワイパーゴムはいつ交換するの?

査定士は、ワイパーの動作チェックを必ずします。

作動時に引っかかる音が出ないようにしておきましょう。

雨の日の事故件数は、そうでない日に比べて5倍多いといわれています。一般的にワイパー交換の必要性はあまり意識されていません。自動車業界は交通事故防止のために、積極的なワイパーのメンテナンスを推奨しています。

ワイパーの掃除と交換

ワイパーはワイパーブレードを含め、洗車用のスポンジで洗って構いませんが、黒いゴムの汚れがスポンジに移ってしまうので、スポンジの再使用には注意して下さい。ブレードを洗ったあと光沢復活剤を塗ると、新品の輝きを取り戻すのでオススメです。

ゴム交換の目安

ワイパー清掃をして車の洗剤を噴射させてから作動テストします。「均等にワイパーが拭けていない」「ゴムが擦るようなビビリ音が出る」の症状があれば、2つの可能性があります。

①ガラスの表面の油分が一時的に無くなっている。

②ワイパーのゴムが硬くなって変形している。

①の場合、ウィンドウ全体を新聞紙で軽く磨くと、インクの油分を与えることができます。①で試してみて改善できなければ、②のゴムがへたっている可能性があるので、手っ取り早く取替えましょう。

左右の長さに注意

ゴム部分の費用は、ホームセンターで1本300円ぐらいからです。左右のワイパーは、長さが違う場合があるので購入の際には、両方の長さを測るように注意しましょう。ワイパーブレードをアームから取り外してゴムを交換するとよいでしょう。*ゴムは片側から抜けるようになっています。

リヤウィンドウのワイパーがゴムではなくて、樹脂になっていて交換できない車種があります(軽自動車の一部はフロント側もそうなっている車種があります)。この場合はブレードごと取替える必要があります。

ワイパーブレードは1000円ぐらいから購入できます。折れたり変形した場合に交換しましょう。

販売店で自動車のブレードを立てて展示しているのを、見かけたことがありませんか?

これはブレードがウインドウに押しつけられて、拭きムラが付く癖を防止するための予防策です。

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ウインドウォッシャーの調整

ウインドウォッシャー噴出の勢いが弱くなっていたり、方向(的)がズレていたりしたら、噴射ノズルが詰まっている・噴射部分のズレを起こしている可能性があります。

ウォッシャー液が、正しい方向に均一に出るかチェックしましょう。

爪楊枝でほじっておく

噴射穴はゴミが溜まりやすく、意外と目詰まりしています。爪楊枝や画鋲で噴射穴に差し込んで、ほじくると改善できます。そして、ウォッシャー液が出る方向のズレは、爪楊枝をノズル穴に差し込んで噴射部の角度を調節します。

注意点
ウォッシャー液の代わりに水を補充してはいけません。水は蒸発しにくく、腐ることがあるので緊急時を除いて使用は避けましょう。

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