〜アルファードの姉妹車〜

トヨタ・ヴェルファイアはアグレッシブなフルサイズミニバン

ヴェルファイアはトヨタのフルサイズミニバンです。アルファードとは姉妹車の関係で系列チャネルのネッツ店で販売するためのバッジエンジニアリングで開発されました。どちらもミニバンのフラッグシップモデルだけにトヨタらしい高級感を持っており、アルファードの落ち着いた雰囲気と差異化をつけるために、ヴェルファイアはアグレッシブなイメージにまとめられています。


姉妹車のアルファードを上回る販売台数

姉妹車のアルファード初代モデルにはGとVのモデルがあり、Gは系列チャネルのトヨペットで、Vがネッツで販売されていました。2008年のフルモデルチェンジに当たり、Vを初代ヴェルファイアに変え、アルファードとの違いをはっきりさせました。

バッジエンジニアリングの車種は一般的にオリジナルモデルの方が強く、後発車は販売台数が下回るというケースが多いのですが、アルファードとヴェルファイアに関しては逆転しており、2014年の販売台数を見るとアルファードが25,863台、ヴェルファイアが36,734台とオリジナルモデルを大きく上回っています。

2015年に登場した2代目は初代のアグレッシブなエクステリアをさらに強調、上下2分割のヘッドライトはさらに細くなってシャープ感をアップさせ、幅広のシルバーメッキモールを噛み合わせて押し出しの強いフロントマスクを形成しています。この年、前年比147.5%となる54,180台を販売しています。

ミニバンの本場アメリカのキャデラックと主なスペックを比較

ミニバンの語源は北米にあります。クライスラーのブランド、ダッジが製造販売していた車種の中にグランドキャラバンという大型バンがあり、多人数を乗せることができましたが、北米でもやはり女性陣には大きすぎるため、一回り小さいキャラバンが販売されました。このサイズが女性に大人気となり、次々に大型バンより小さいサイズ、つまりミニバンが発売され、この言葉がそのまま日本に輸入されました。ヴェルファイアのような大型バンでも乗用車であればミニバンと呼ばれます。

クライスラーが販売しているボイジャーのような北米で人気のミニバンは現在、日本で販売されていません。唯一、販売されているのがボンネットタイプのキャデラック・エスカレードです。ここではヴェルファイアと主なスペックを比較します。

ヴェルファイアZA”G”エスカレード・プレミアム
全長×全幅×全高(mm)4930×1850×19355195×2065×1910
客室内寸法3210×1590×1400
車両重量2100kg2650kg
JC08モード9.5km/L
最高出力206kW(280PS)/6200rpm313kW(426PS)/5600rpm
最大トルク344N・m(35.1kg・m)/4700rpm623N・m(63.5kg・m)/4100rpm
エンジン排気量V型6気筒DOHC3.5LV型8気筒OHV6.1L

予防安全装置でも最先端技術を搭載しているエスカレード

アメリカン・フルサイズのボンネット型ミニバンだけに、エスカレードは圧巻の大きさを誇っています。単に大きいだけでなく内装も豪華で、フルレザーシートや革巻きステアリングは職人による手縫い、フロントとセカンドシートにはヒーターを標準装備、サードシートは電動で格納でき、カーゴスペースは最大2,666Lまで拡大することができます。

また安全面では車両各部にレーザーレーダー、ミリ波レーダー、単眼カメラを設置して万全のパッシブセーフティシステムを装備、ふらつき運転をした時はシートに振動を与えてドライバーに注意を喚起する機能も備えています。さすが、米国大統領専用車両に選ばれるだけあって、ミニバン本場最高峰の貫禄十分の車種といえるでしょう。ただし、この風格は約1200万円という新車販売価格にも反映されています。ヴェルファイアは約480万円なのでコストパフォーマンスでは大きく上回っています。

ヴェルファイアの細やかな配慮が行き届いた快適性

ボディサイズは一回り小さくてもラグジュアリーな内装ではヴェルファイアも十分に対抗できます。アームレストとオットマンがついた助手席シートのスライド幅は1160mm、セカンドシートは最大830mmを確保しているので、どちらもビジネスクラス並の快適性を体感できます。

木目調の格納式テーブルを内蔵したセカンドシートアームレスト、フロントとセカンドシートに加えてステアリングまでセットされたヒーター機能、さらに天井トリムにはLEDラインを配置、夜間になると任意で選べる16色の光で車内を演出します。乗降口の低さやスライドドアの採用など、日本的ミニバンならではのラグジュアリー感、快適性を備えた車種といえるでしょう。

圧倒的な存在感を求める人に最適な車種

国内販売の乗用車の中では最大級のボディサイズとアグレッシブなフロントマスクは他車を圧倒する存在感を示しています。アルファードと同等の快適性を求めながらも、この存在感に魅力を感じる人は多いでしょう。販売台数がアルファードを上回っていることもその証といえます。洗練された大人の雰囲気よりも、力強い存在感を求める人に最適の車種です。

筆者の主観的所見

ヴェルファイアの存在感は国内でトップクラスですが、スペック比較で紹介したようにミニバンにおける存在感になるとエスカレードが断然優位に立ちます。またV型8気筒OHVサウンドも所有する優越感をたっぷりと与えてくれるに違いありません。存在感を求めてヴェルファイアを購入する時はエスカレードも競合車種候補のひとつに選択することをお勧めします。

新車販売価格では手が届かなくても、中古車であればヴェルファイアの予算で購入することができます。アメリカ車は中古車になった時の値下がり幅が大きく、エスカレードも例外ではありません。2008年登録モデルであれば走行距離5〜6万kmと実用性十分の車種が350〜450万円の範囲内で購入可能です。

車査定攻略ネット
車の売りやすいタイミングや、査定のポイントなど、売りたい方必見の情報満載です。

自動車保険ガイド

「自動車保険ガイド」では、初心者の方にわかりやすく自動車保険を解説しています。

ページの先頭へ