中古自動車査定士の資格とは?
自動車の査定は、査定士それぞれの主観ではなく、公正な判断基準で行わなければいけません。中古車業界の査定基準を統一するために「中古自動車査定士」資格制度が発足されました。
通商産業省・運輸省の許可を得て設立した財団法人日本自動車査定協会(JAAI)が運用している「中古自動車査定制度運営規定」に定めた資格で、国家資格ではなく民間資格に位置づけられます。
査定士には「小型車査定士」「大型車査定士」の2種類があります。査定士の資格を取得するには、日本自動車査定協会が毎年6月と12月に実地する「中古自動車査定士 技能検定」の試験に合格しなければいけません。
受験資格
- 自動車運転免許の取得者
- 小型車査定士 普通運転免許以上
- 大型車査定士 大型第1種免許以上
- 6ヵ月以上の自動車の販売業務、または整備士としての勤務経験
- 3日間の協会指定の研修を修了した者
試験を合格した上で、日本自動車査定協会に加盟している中古車販売業者等に在籍すれば、「中古自動車査定士証」が発行されます。また、退社など査定業務を辞める場合、「中古自動車査定士証」を一時的に返納しなければいけません。日本自動車査定協会は各都道府県に支部があり、全国の中古自動車査定士の情報が管理されています。
中古自動車査定士の資格を取得しないと、査定業務に就けないということではありません。
すべての査定士がこの資格を取っているわけではありません。