車種別でみる中古車購入の注意点と状態の見極め方


中古車をチェックする基本は走行機能が確実に作動する点ですが、車種によって用途が変わってくるので細部になると確認事項が異なってきます。

特にミニバンやSUVなど中古車市場の売れ筋車種は状態に大きな差があるので、細部までしっかりとチェックし、後悔のない「中古車選び」をしましょう。

ミニバンは車内装備を重点的に

トヨタのノア3兄弟や日産のセレナなど、5ナンバーサイズのミニバンは新車、中古車を問わず高い人気を得ている車種です。小型車サイズでありながら7名乗車が可能、シートアレンジが多彩なことに加え、荷物も多く積めるとあって実用性が重宝されています。この車種のチェックポイントは走行機能面よりも、実用性から多用される車内装備になります。

シートの作動や車内の匂いを確認する

ミニバンは元気な子供を乗せることが多い車種です。大人のように行儀よく座っている子供ばかりではなく、駐停車中ともなればシートの上で飛び跳ねたり車内装備品を勝手にいじくったり、あるいはお菓子や飲み物を食べこぼしたり、と乗車中は何かと動き回っています。

したがってシートのヘタリや作動、食べこぼしなどによる臭いなどの問題点が発生しやすい状況になるので、これらを確認すると同時に後部席に備えてあるカップホルダーや折りたたみ式サイドテーブルなどの装備品もチェックしましょう。

強い芳香剤の匂いがする時は、悪臭を隠すために使用していることが多々見られます。そんな時はフロアカーペット下や後部の収納ボックスなどに悪臭の原因が潜んでいることがあります。細部まで調べることも必要ですが、あまりに芳香剤が強い場合は最初から避けた方が賢明な選択といえるでしょう。

SUVはカーゴルームと下回りをチェック

オンロード寄りのオフロードカー、あるいはクロスオーバータイプと呼ばれているSUV(Sports Utility Vehicle)もミニバンと肩を並べる人気車です。中古車市場に流通している多くの車種はオンロード中心なので走行機能や車内装備に大きな不安はありませんが、明らかにアウトドアで多用していたSUVはカーゴルーム(荷室)や下回りをチェックしましょう。

アウトドア用具はサビの原因になりやすい

アウトドアで多用されたSUVは当然、カーゴルームにアウトドアグッズを積載します。夏でも冬でもアウトドアグッズは水に関わることが多いため、どうしてもカーゴルームには水分が溜まりやすくなります。帰宅後にしっかりと清掃している車種であればサビの心配はありませんが、しばらく放置されていた車種の場合、カーゴルームの隅に水分が溜まってサビが発生していることがあります。カーペットをめくってサビの有無を確認してください。

下回りはリフトしてチェックするのがベスト

アウトドアの目的地で多いのが夏の海と冬のスキー場です。海は潮風、スキー場は行くまでの道路に凍結防止剤(塩化ナトリウムや塩化カルシウムなど)が撒かれており、どちらも車の鋼板を傷める原因となります。車の下回りは鋳造部品に錆止めのコーティングが施されていますが、長く乗っていると飛び石や路面との接触でコーティングが剥がれ、そこからサビが発生することがあります。

SUVは一般車よりも車高を上げて下回りを保護する部品がつけれていますが、それでもサビの発生率が高いので、整備施設のある中古車販売店であれば車体をリフトして細部までチェックしましょう。最低限、下回りを覗きこむだけでも主要部品のサビの有無を確認できます。

若年層男性向けの軽カスタム系は改造跡に注意する

軽自動車の売れ筋車種といえば全高1.6mを超すトールワゴンやスーパーハイトワゴンですが、これらの車種は主に小さな子供がいる家族向けであることから、若年層男性に向けた派生車種のカスタム系も同時販売されています。ターボチャージャーを装着してパワーを上げ、メタルパーツを多用して押出の強いエクステリアにしていることが特徴で、中古車市場でも若年層男性を中心に人気があります。

シートをめくってボルト穴の有無を調べる

軽カスタム系には社外品のエアロパーツや内外電飾など、エクステリアとインテリアを改造するための部品がさまざまなメーカーから販売されており、それらの社外品を装着した車も珍しくありません。装着したままだと下取りや買取が不利になるため、再販する際はノーマル状態に戻すのが一般的です。

しかし社外品を取り付けるためには新たにボルト穴を開けなくてはならないことも多く、ノーマルに戻す時はパテ埋めをしたりカーペットで隠したりする車もあります。軽カスタム系でノーマル状態を求めるのであれば、まずは社外品取り付け跡の有無を確認しましょう。

オイル交換の回数も確認する

軽カスタム系の多くの車種はターボチャージャーを装着しています。排気を利用して吸気の空気量を多くするタービンの潤滑油にはエンジンオイルが使われているため、ターボチャージャー装着車は自然吸気エンジン搭載車よりもオイル交換を早めに行う必要があります。とくに軽自動車はオイル量が少ない反面、エンジンが高回転型であるため、ターボ搭載モデルのオイル交換時期は早く、4,000〜5,000km程度といわれています。整備記録簿を見て、走行距離に見合っていないオイル交換回数であれば購入は見合わせた方がいいでしょう。タービンの劣化はターボチャージャーの故障につながり、修理に高い出費を強いられることになります。

並行輸入車はディーラーの修理を受けられないケースがある

中古車販売店の外国車は2種類あります。ひとつはメーカーの日本法人が販売した正規輸入車、もうひとつは中古車販売店が独自に外国から仕入れた並行輸入車です。並行輸入車は正規輸入車に比べ、格安で販売されていることが多いのですが、それだけリスクがあることも想定しておいてください。

故障の際のリスクが大きい

正規輸入車と並行輸入車の区分は車検証の型式です。国土交通省に型式が登録されていれば正規輸入車となり、登録が行われていなければ『不明』と記載され、並行輸入車となります。

並行輸入車は日本法人の正規代理店から販売された車種ではないため、型式と同じく『不明』な点が多いことから故障した場合、正規ディーラーに修理を依頼しても断られることが多く、修理は購入した中古車販売店に依頼するしかありません。

故障の個所によっては部品のストックがなく、本国から取り寄せるために修理期間が大幅に伸び、挙句、部品が届いても専門知識を持った修理工がおらず、修理しても同じ個所が壊れるというケースもあります。

難しい車両保険の加入

また並行輸入車は任意保険の加入も限られます。加入料の安い通販型ではほとんどの企業が並行輸入車を扱っておらず、また加入できても車両保険を付帯させることはまず不可能です。外国車を購入する際は、正規輸入車を選んだ方が無難といえるでしょう。

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