〜初心者におすすめの車種〜

日産キューブはユニークなデザインを持つ2BOXハッチバック

日産のキューブは5ナンバーサイズの2BOXハッチバックです。1.65mの全高やボンネットとキャビンをボックス化させて繋ぎあわせたようなフォルム、左右非対称のサイドウインドウなど個性的な外観を特徴としています。


丸みを帯びたソフトなイメージは2代目から

初代は1998年に登場、現行車よりもボックスのエッジを際立たせてスクエアなフォルムにデザインされていました。キャビン部の全高は当時より1.6mを超えており、車内空間が広くオールラウンドに使えるユーティリティ性がユーザーから高い支持を集め、発売翌年の1月から10月までの間に累計生産台数が10万台を突破する人気車種になりました。

4年後には早くもフルモデルチェンジが行われ、2002年に2代目が発売されます。ボックス形状はさらにスクエアとなりましたが、エッジを削いで丸みを持たせたため、全体的なフォルムはソフトでユニークなイメージになりました。ボックスのエッジを丸めたデザインは現行車となる3代目に引き継がれています。

2008年に発売された3代目現行車は2代目からのキープコンセプトですがボディサイズは全幅を5ナンバー枠最大の1695mmに、ホイールベースは100mm延長して2630mmに拡大、快適性と走行安定性を向上させています。以後、マイナーチェンジを繰り返していますが2016年9月現在までフルモデルチェンジは行われておらず、ロングスパンの車種となっています。

スペイドとキューブの主なスペックを比較

実用性と遊び心のあるデザインを両立した車種は軽自動車に多く見られますが、普通車では少なく、キューブと同じサイズでライバルとなる車種はトヨタのスペイド以外、見当たりません。ここではキューブとスペードの主なスペックを比較します。

キューブ15GスペイドG
全長×全幅×全高(mm)3890×1695×16503995×1695×1690
客室内寸法1950×1395×12752160×1420×1380
車両重量1200kg1170kg
JC08モード19.0km/L22.2km/L
最高出力82kW(111PS)/6000rpm80kW(79PS)/6000rpm
最大トルク148N・m(15.1kg・m)/4000rpm136N・m(13.9kg・m)/4400rpm
車両本体価格4.6m5.0m

スペイドはキューブほどデザイン性を優先したコンパクト2BOXハッチバックではありませんが、キャビン部の全高を1690mmまで上げたワゴンタイプで、助手席ドアをヒンジ式ではなくスライド式にしています。これは国産車の中でスペイドだけが持つ特徴です。

スペイドはこのスライドドアによる開口部を活かして広い車内空間を確保、コンパクトカーの中ではトップクラスのユーティリティ性を持っています。キューブとのスペック比較では走行性能こそやや劣っていますが、客室内は圧倒的に広く、また燃費効率でも上回っています。

ジャグジーをモチーフにしたインテリア

キューブは走行性や機能性よりデザインを優先しており、訴求対象もワゴンに向いている家族ではなく個性を求める若年層男女となっています。水平基調と曲線を組み合わせたフロントマスクは「ブルドッグがサングラスをかけた姿」がモチーフとなっており、リアサイドガラスは右側だけがリアハッチまで回りこむ左右非対称、さらにリアハッチはワゴン車唯一の全面横開きとなっています。ユニークなエクステリアは一目でキューブと分かる独創性があります。

インテリアもエクステリアに劣らずユニークなデザインとなっており、全体的にゆったりと波打つような各部の形状は癒やしの気分を与えるジャグジーをモチーフにしています。前席シートは身体のホールド性よりも広さを感じさせるベンチシートで、ラウンドカーブさせてセンタークラスターを一体化させたインパネとコラムシフトが足元に大きな余裕を作り出しています。シフトレバーをセンタークラスターに設置しているワゴンは軽自動車も含めて少なくありませんが、現行車でコラムシフトを採用しているのはキューブだけです。

初心者や運転の苦手の人に嬉しい良好な視認性

キューブは免許証を取ったばかりの初心者や運転が苦手な人でも比較的運転しやすい車種です。フロントピラーの傾斜角が立っているので運転席からの視認性が良く、ボンネット左右の距離感がつかみやすくなっています。加えて最小回転半径が軽自動車よりもやや長い4.6mに収まっているので小回りが効き、都市部の狭い道でも無理なく運転できます。

大人数を乗せずプライベートの移動が多い若年層男女であれば十分なユーティリティ性を発揮できる車内空間を確保しており、ゆったりと走るのであれば余裕のあるエンジン性能を備えています。実用性を優先するワゴン車の中で、デザイン性を重視したキューブは特異な存在ですが、その分、他の車種にはない満足感が得られます。

筆者の主観的所見

ロングスパンの車種を中古車で購入するメリットは年式が多少古くても現行車と同じデザインであること、またコストパフォーマンスに優れた限定仕様車を数多く販売しているので、それらを所有できることです。キューブの現行車3代目は2008年発売なので、5年落ちの登録車でも古さを感じることはありません。

たとえば2011年登録モデルで比較的状態の良い走行距離2〜3万kmの15Xでも相場価格は100〜110万円となっており、それらのほとんどの車種にはカーナビを始めとする各種オプションが装着されています。またシートがベロア調のグリーンでボディカラーがブラウンの希少グレード「こもれびグリーンセクション」でも2011年登録モデルで走行距離4万km前後であれば90〜100万円以内で購入することができます。

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