自動車リサイクル法の関連費用
自動車リサイクル法は、自動車とその廃棄物が不法投棄されることを防止するための法律で、自動車を廃車処理するための法律・料金ではありません。
車体の鉄などはリサイクル対象外になります。
なので廃車手続きには実質的には別途費用が発生します。
- エアコンのフロン(ガス)
- エアバックのインフレーター(火薬)
- シュレッダーダスト(ASR)
*また、個人での自動車の解体は、自動車リサイクル法によって勝手に行ってはいけません。自動車の解体には解体業・破砕業の許可を取得している専門業者に依頼しなければいけません。
自動車リサイクル料金表
車両の種類 | リサイクル料金の合計水準(円) |
軽自動車 | 7,000~16,000 |
普通車 | 10,000~18,000 |
中・大型トラック | 10,000〜16,000 |
大型バス | 40,000〜65,000 |
※資金管理料金(新車購入時380円 車検時または廃車時480円)・情報管理料金230円が別途必要 |
あなたの車の正確なリサイクル料金を調べるには、こちらの「自動車リサイクルシステム」(利用可能時間7:00~24:00)を利用するとよいでしょう。
リサイクル料金はいつ払う?
リサイクル料金は車の所有者が負担しなければいけません。2005年1月1日以降からの新車購入時、また使用中の車は車検時(または廃車時)に、リサイクル料金を徴収されるシステムになっています。料金は1回払いきりです。また、リサイクル料金支払い済みの車を売却する際には、売り主は購入者からリサイクル料金の預託相当金を受け取れます。

リサイクル券
リサイクル料金の支払時に受け取るリサイクル券は、「リサイクル料金を支払った」証明書のようなものです。
紛失した場合、再発行はできませんが、リサイクルセンターに支払い済み登録されているため、リサイクル費用を払った事実があれば、券自体が無くても権利は存続します。
参考・
自動車リサイクルシステム
厳しい罰則
自動車リサイクル法に違反した罰則は非常に厳しく、1年以下の懲役、または50万円以下の罰金、廃棄物処理法の許可を受けていない場合、無許可営業として5年以下の懲役又は1,000万円以下の罰金になります。
廃車処理前に部品をバラ売りするのは違法行為
個人で自分が所有している車からのパーツ取り外しは解体扱いになり、違法行為に該当します。ただし、カーナビ・カーステ・ETC・アクセサリー類は例外です。また、廃車処理後の車から部品などの取り外しをする場合は、都道府県知事から解体業の許可を受ける必要があります。
廃車後に処理報告を通達しないと、確認通知が届けられます。気を付けて下さいね。
自動車リサイクル法対象外の車両
- 被牽引車
- 原付バイク
- 大型・小型特殊自動車
- 農業機械・林業機械・スノーモービル等