他社に圧勝したスバルの「アイサイト」


自動ブレーキ01

「自動ブレーキ装置」と聞けば、誰でも衝突危険に際し自動的にブレーキを掛けて止まってくれるものと想像するのではないでしょうか?

進歩した近年の自動車安全システムで、これほどまでにメーカー間の差が浮き彫りになったシステムはありません。

「自動ブレーキ」の性能は、スバルが他社に圧勝しています。


スバルのアイサイトVer.3「止まれる自動ブレーキ」が注目されている

スバルの全車種に採用機種があるアイサイトシステムに注目が集まったのは、JNCAPが実施する予防安全性能アセスメントのテストにて、スバルの全車両が軒並み高得点を叩き出したことによります。

トヨタやホンダなど、大手メーカーの車両が軒並み50km/hを超える速度でダミーの障害物に衝突してしまう状況下で、スバルの車両のみしっかり止まったからです。他にも道路外からの人間の飛び出しを模したテストにおいて、唯一スバル車のみがダミーに触れることなく停止できており、世界中から賞賛が集まっています。

この結果を踏まえ、近頃人気が高まっていたスバルの中古車のアイサイト搭載車に人気が集中しています。アイサイトは2008年から採用されており、以前から完成されたシステムと評価の高い安全システムでした。

筆者はスバリストではありませんが、今買うならスバル車を第一候補に選択しようと思います。

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スバル アイサイト Ver.3


スバルに水を空けられた各社、なぜ差がついたのか?

自動ブレーキを開発するための下地やシステム実現に向ける動機(意気込み)が明らかに違ったようです。元々、スバルは、現在のステレオカメラによる運転支援システムの原型を、20年以上前になる1991年のモーターショーで披露しています。

また、衝突回避装置をつくる動機は、交通事故がもっとも多い50km/h以下の速度域での人身事故の被害者を少なくしたいという、シンプルな目的がありました。海外メーカーのボルボにも共通する、スバルの衝突安全へのこだわりと言えるでしょう。

比較にはなりませんが、スバルが初期のアイサイトシステムを設定し販売開始したのは、世界中が不景気となった、リーマン・ショックの起こった2008年からです。

しかし、スバルは、アイサイトの前身となったADA(Active Driving Assist)が高価格によって売れなかった反省から、低価格でより安全な装置を研究し開発しました。車両価格が多少上がっても、以前よりはるかに安く提供可能になっていたことが幸いし、市場から歓迎され販売は現在も好調です。

リーマン・ショック後、多くのメーカーが安全装置の設定より車の低価格化という、市場要求に屈した状況でした。しかしスバルは、そのような状況下においても完成度の高いシステムの研究開発を続けてアイサイトVer.3を発表し、今日の成功に結びつけました。

肝心の「王者トヨタ」が迷走している

トヨタは以下3種類の自動ブレーキ装置を展開していますが、どれも今ひとつ決定打に欠ける内容です。

  • ミリ波レーダーによるプリクラッシュシステム
  • ステレオカメラとミリ波レーダーのハイブリッドシステム
  • シングルカメラと赤外線レーザーのハイブリッドシステム

トヨタでは、安価なシングルカメラと赤外線レーザーのハイブリッドシステムを、2015年より主要な小型車であるカローラアクシオ・フィルダー・ヴィッツ・シエンタなどに採用しています。このトヨタの次期主力システム、セーフティセンスCは、最新なのでスバルのアイサイト並の結果を期待していました。しかし、JNCAPの試験では50km/hから停止する障害物にヴィッツとオーリスともに衝突してしまいました。残念ながら期待通りの結果ではありません。

トヨタはアイサイトを導入しないのいか?

トヨタが技術の提携関係を持つ富士重工から、OEMなり技術供与なりの方法でアイサイトの供給を受けないのか不思議でなりません。トヨタユーザーの多くが、高速域で利用がままならない赤外線レーザーのハイブリッドより、協力関係にある富士重工からアイサイトの技術供給を受ければ、より良いと思っているはずです。

日立が絡んでいることが障害になっているのでしょうか。そうならば、あまりにも小さなことだと思います。自社開発にこだわるトヨタの悪い面が出てしまったのかもしれません。自動ブレーキは、人の生死にもかかわり顧客の安全と経済を守るための装備です。

こだわりを捨ててアイサイト並のシステムの供給を早急に対応する。または、王者の風格を見せて共同開発を勧め、より良いものをより安く顧客に提供できるように努めて欲しいと願います。

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