〜知っておきたい、アルコールが体内で分解される時間〜

お酒が体から抜けるまでの時間を知ってますか?「お酒の雑学」

お酒を飲む女性「ビールを何本飲もうが、5〜6時間経てば体からアルコールは抜ける」と勘違いされている方は多いのではないでしょうか?「お酒を飲んだ後、アルコールがカラダから抜けるには、いったいどの位の時間かかるのだろう」と思い調べてみました。

*お酒を飲んでから、自動車の運転が可能になるまでの時間を導き出すという趣旨ではありません。深夜までお酒を飲み続け、翌日に車を運転した場合、「酒気帯び運転になってしまうかもしれない可能性」を示唆した内容になっています。

飲酒量とアルコールが分解する時間

意外と思われるかもしれませんが、大雑把にいえば、お酒は3倍飲めばアルコールが抜ける時間は、ほぼ3倍かかることになります。

飲酒量からアルコール分解にかかる時間表を作成することができるので、日本人男女の平均体重別で作成してみました。わかりやすさを優先するために大まかに計算しています。

それぞれのアルコール度数は、ビール(5%)・焼酎(25%)・日本酒(15%)・ワイン(12%)・ウイスキー(40%)に設定しています。

*スマホの場合、横画面モードだと表が見やすくなります。

体重が68kgの人の場合

純アルコール【g】1時間2時間3時間4時間5時間6時間

|
大瓶 699ml
28g
1/4本1/2本3/4本1本1+1/4本1+1/2本
500ml
【20g】
1/3缶1/2缶1缶1+1/3缶1+1/2缶2缶
350ml
【14g】
1/2缶1缶1+1/2缶2缶2+1/2缶3缶
焼酎チューハイ
350ml【14g】
1/2缶1缶1+1/2缶2缶2+1/2缶3缶
焼酎 90ml
【18g】
1/3杯
2/3杯
1+1/4杯1+1/2杯2杯2+1/3杯
日本酒1合 180ml
【22g】
1/3合3/4合1合1+1/4合1+1/2合2合
ワインワイングラス
120ml 【12g】
1/2杯1+1/4杯2杯2+1/3杯3杯3+1/2杯
洋酒ウイスキーダブル
60ml 【19g】
1/2杯2/3杯1杯1+1/2杯1+2/3杯2+1/4杯

体重が52kgの人の場合

純アルコール【g】1時間2時間3時間4時間5時間6時間

|
大瓶 699ml
【28g】
1/5本1/3本1/2本3/4本1本1+1/4本
500ml
【20g】
1/4缶1/2缶3/4缶1缶1+1/3缶1+1/2缶
350ml
【14g】
1/3缶3/4缶1+1/4缶1+1/2缶2缶2+1/4缶
焼酎チューハイ
350ml【14g】
1/3缶3/4缶1+1/4缶1+1/2缶2缶2+1/4缶
焼酎 90ml
【18g】
1/3杯
2/3杯
1杯1+1/4杯1+1/2杯1+3/4杯
日本酒1合 180ml
【11g】
1/4合1/2合2/3杯1合1+1/4合1+1/2合
ワインワイングラス
120ml 【12g】
1/2杯1杯1+1/3杯1+3/4杯2+1/4杯2+1/2杯
洋酒ウイスキーダブル
60ml 【19g】
1/3杯1/2杯3/4杯1+1/4杯1+1/2杯1+2/3杯

アルコールの消化時間には大きな個人差があるので、あくまでも簡単な目安として参考にして下さい。また、体質・体調・飲酒時間などを考慮していないことに注意してください。


アルコールが抜ける時間の計算方法

「体重1㎏あたり1時間で約0.1gのアルコールを分解できる」と考えられています。飲酒後の血中濃度は短時間でピークに達し、その後ゆっくりと減少します。これが根拠となって、飲んだお酒の量からアルコールが抜けるまでの時間が理論的に算出できます。

体重に比例して分解速度が早くなる原因として、「体重が多い=アルコールが溶ける血液の量が多い」「肝臓の大きさは、身体から脂肪を除いた体重に比例するから」と考えられています。

以下の①〜③のステップで求めることができます。

① 身体が1時間に消化できるアルコール量を計算する

体重(kg) × 0.1 = 1時間に分解できるアルコール量(g)


② 飲んだ純アルコールの量を計算する

[ アルコール度数 ÷ 100 ] x 量(ml)× 0.8(アルコール比重) = 純アルコール量(g)

*アルコール比重は、エタノールの0.792gを0.8gとして設定しています。


③ 飲酒量からアルコールが抜ける時間を計算する

②の純アルコール量 ÷ ①の1時間に消化できる量 = 飲んだアルコールの消化時間

例⑴ 50kgの人がビール350mlを1本飲んだ場合→ 14g÷5g/時=約2時間50分

例⑵ 60kgの人がワイン120mlを2杯飲んだ場合→ 23g÷6g/時=約3時間50分

例⑶ 70kgの人がビール500mlを2本飲んだ場合→ 40g÷7g/時=約5時間40分


個人差や飲酒状況を考慮に入れるとすれば、以下が参考になるかもしれません。

  • 1時間のアルコール分解速度は、男性で6〜13g、女性で4〜11gの個人差がある。
  • 顔が赤くならない人は、赤くなる人よりもアルコールの分解が早い。
  • 中年の場合は、未成年&高齢者より分解が早い。
  • 食後の方が、空腹の時よりもアルコールの分解が早い。
  • 睡眠中のアルコール分解速度は、起きている時より遅い。

参考・
内閣府「アルコールと運転技能」


翌日の午前中も、飲酒状態の可能性がある

朝の運転

この理論式でいけば、体重70kgの人でもビール500mlを4本飲むと、体内でアルコールを分解するには、11時間半近くかかることになります。

さらに、睡眠時のアルコール分解速度は遅くなると語られていることから、深夜まで飲み続けた場合、翌日午前中の運転は「酒気帯び運転」になっている可能性が非常に高いことになります。


知らず知らずのうちに、
翌朝「酒気帯び運転」している人は、意外と多いのではないでしょうか?



*体重70kgの人がビール500mlx4本を飲んだ血中濃度のピークは1.7%。「酒気帯び運転」になる血中濃度は0.03%以上。(罰則は、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金)また、自転車の場合も交通違反になるので、注意しましょう。

参考・
交通違反と罰則一覧


飲酒で覚えておきたいこと

厚生労働省の『健康日本21』によれば、「日本人1日の飲酒の適量は、純アルコールにして20g程度」を推奨しています。純アルコール60g以上になると多量飲酒と呼ばれ、臓器障害やアルコール依存症など、健康に被害を及ぼしてくると考えられています。

アルコール5%のビールでいえば、ロング缶や中瓶の500mlサイズが、ちょうど純アルコール量20gです。

健康に適量のビール(500ml)1本のアルコールの消化時間はー

  • 男性(68kg)で3時間かかる
  • 女性(53kg)で4時間かかる

アルコールの分解にかかる時間は、飲んだ量にほぼ比例する

ややこしい計算式よりも以上のことを覚えて、お酒を飲む目安にしてはどうでしょうか?



自動車保険は飲酒事故を起こした運転手には補償されません。ケガにも車両保険による車への補償もされませんのでご注意を!こちらの記事もあわせてどうぞ!

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