誰も知らないハイブリッド車のバッテリー交換費用の話

ハイブリッド車を5年間ほど使用していれば、補機バッテリーの交換が必要になります。ディーラーや整備工場で交換を頼めば、安いもので1万円からぐらいになります。

ひと昔前のディーゼルエンジンは、エンジンをかけるのに大きなパワーが必要になるので、大型のバッテリーが搭載されていて、3万円近くかかるモノもありました。さて、ハイブリッド車のバッテリーは、どのくらいかかるでしょうか?

ハイブリッド車には2つバッテリーが搭載されています。

  1. 通常の車に搭載されている同様の役割の補機バッテリー
  2. 電気モーターを動かすための駆動用バッテリー

どちらも耐久性を考慮したバッテリーですが、いずれも寿命があります。


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一般車と同じ補器バッテリーの交換時期

車のバッテリー

ハイブリッド車にも搭載されている補機バッテリーは、一般車のそれとは異なる種類の「シールドタイプ」と呼ばれる、車室内へのすえ置きが可能なバッテリーが使われています。

シールドバッテリーは、一般のバッテリーよりわずかに高価となっています。車種ごとにサイズが異なるため一概にはいえませんが、若干高い作業工賃を入れて約5〜10万円程の価格です。また、気になる交換時期は、約3〜5年です。

ちなみに、ハイブリッド車の駆動用バッテリーは素人では交換不可能です。駆動用バッテリーの交換はプロに任せる必要があります。

補機バッテリーは交換工賃が高い

工賃が高い理由ですが、搭載位置がいわゆるボンネットを開けたエンジンルーム内ではなく、トランクルーム奥のカーペットをめくった床下、リヤシートの下、車室内床下などに設置されるため、作業時間が長くなるためです。その搭載位置や交換に知識も必要なので、ディーラーの整備工場で交換することがお勧めです。

ハイブリッド車の多くは、補機バッテリーを車室内に設置してあるので、バッテリー本体はエンジンなど発熱源から影響を受け難く、良い状態で利用されるため一般的には長持ちします。交換サイクルが少し長いので、トータルで見れば補機バッテリーの維持費は一般のガソリン車とほとんど変わりません。


ハイブリッド車の心臓の一部、駆動用バッテリーの交換時期

ハイブリッド車の駆動用バッテリーは、電気モーターと組み合わせて使う主要な動力源です。大げさにいえば、ハイブリッド車にとっては心臓の一部といえる非常に重要な構成パーツになっていて、普通の補機バッテリーとは大きく異なる構造なので、簡単に寿命を迎えるような構造ではありません。

ハイブリッド車では、バッテリーの充放電に特別な管理システムプログラムを使っています。トヨタ自動車では2台目プリウス以降、充電のシステムに電池を常に最適な状態で使えるマネジメントシステムを組み込みました。一説では、アメリカの保証期間の基準に対応する8年16万キロ程度を、無交換で使えるように設定していたと聞きます。

日本国内の保証は、その他の部品との兼ね合いから「5年間、または、その期間内で10万キロまで」としています。しかし、その期間で壊れて交換することはほとんどありません。

駆動用のバッテリー交換時期は、使用方法によって大きな差が生じるため時期を指し示す事はできませんが、トヨタでは定期点検時にバッテリーの状態も点検してもらえるので、寿命を迎えそうなくらい弱ってくれば事前にわかります。実際、筆者が乗っていた2代目プリウスは、8年間で9万2千キロを超えても、駆動用バッテリーの交換には至りませんでした。

駆動用バッテリーの交換費用は?

現在の駆動用バッテリーは「車の耐用年数近く持つのではないか?」ともいわれています。ちなみに、バッテリーの部品代は車種によって大きく異なります。

例えば、プリウスの初代前期モデルの場合は永久保証なので、いつまでも無料です。初代の後期モデル以降が有料になりますが、車種によってかなりの差があります。多くの車種でメーカーリサイクル品にて対応されるので、目が飛び出すほど高くはありません。

仮に交換の場合、2代目プリウスでリサイクルユニットが約10万円程度で交換可能です。主要機関パーツとしては、安く構成されていますが不具合が生じたとき年数が経っていて車検が近いなどの理由があれば代替する人もいるそうです。

それでもそれほどよく発生するわけではないので、バッテリー交換の心配は取り越し苦労になることがほとんどです。

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