幼児の交通事故で最も多いのは自動車乗車中


幼児と車

小学校に入学する前の幼児は、大人が思いつかない予測不可能な行動をします。また、周囲に注意することも十分にできないので、走ってくる車に対しても危険回避する行動がうまくとれません。また、素早い動きもできないので、歩行中は交通事故にあわないように周囲の大人は神経を使います。

このことから、幼児が交通事故にあうのは幼児の歩行中の見守りに一瞬のすきができたときがもっとも多いのではと思っていませんか。

実は、幼児が交通事故にあうのは、約7割が自動車乗車中です。そこで、幼児の自動車乗車中の死傷事故が多い理由と幼児の死傷事故が起きたときのドライバーの特徴について紹介します。

幼児の自動車乗車中に事故が多い理由

幼児の自動車乗車中の死傷者数は約7割にもなるのに対し、小学校1年生から中学3年生になると半分以下の約3割まで減少します。この理由としては、小学生になると1人で歩行することが多くなり、また親が車で外出しても一緒に出掛けなくなることが多くなるからと推測されます。そのため、年齢が上がるにつれて自転車に乗っているときや歩行中に事故にあう率が高まっていきます。

参考・幼児の自動車乗車中の事故(ITARDA)

また、乗車中の子どもは小さな衝撃でも体が大きく動き、大人よりもケガをする可能性が高くなります。また、大人であれば運転していなくても、運転状況が子どもより分かるので、事故の瞬間に身構えることでケガを小さくできます。しかし、子どもは他のことに夢中になっていることが多く、身構えられないのでケガが大きくなります。6歳または身長140センチ以下では長距離ドライブでなくてもチャイルドシートにしっかり固定することが重要です。

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幼児が事故にあったときのドライバーの年齢、性別の特徴

幼児の死傷事故時に運転していたドライバーの親の年齢は、25歳から39歳が突出して多くなっています。これは、この年代の親に幼児がいることが多いので当然の結果といえます。しかし、性別には大きな違いがあります。幼児が乗車中に事故にあったとき、男性の運転の約2.5倍も女性が運転しているときに起きています。

一般的には、女性の方が運転が優しく大きな事故を起こさないように思えますが、起きた事故の結果からは、幼児のケガをする事故では女性が運転しているときが多くなっています。なお、同乗者が幼児ではなく大人であった場合、事故を起こして同乗者がケガをするときのドライバーの男女差は、男性よりも女性が約2割多いだけで2.5倍もの差はありません。この理由は、男性よりも女性の方が幼児に気を取れ過ぎるからなのでしょうか? 

この差の違いは、何が原因で起きているかは特定されていません。しかし、現実としてこのような結果がデータとしてあるので幼児を乗せて運転するとき、女親は事故を起こしやすいと自覚して運転した方が良いといえます。(阪木朱玲)

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