横滑り防止装置標準搭載車の驚異的な事故軽減効果


「横滑り防止装置(ESC=Electronic stability control)」の搭載車の事故軽減効果をご存じですか? 

escランプ

自動車メーカーによって呼び方は異なりますが、この装置は交通事故を減少させる大きな効果があります。具体的には、滑りやすくなった路面の道路がカーブしているときに、タイヤが横滑りを起こすとハンドル操作しても制御できずカーブを曲がり切れない。あるいはスピンしてしまうことを抑えてくれるのがESCです。

常に安全運転している人にとっても、前の車の急停車。あるいは対向車量がはみ出してきたときなどに急ハンドルを切らざる得ない状況があることを考えると必須の装置です。ESC搭載車両がどれくらいの事故軽減効果があるかについて紹介します。

「横滑り防止装置(ESC)」の搭載の事故軽減効果

独立行政法人自動車事故対策機構が、自動車事故総合分析センターのデータを基にESCの交通事故低減効果を発表しています。その報告によると、ESC搭載車は車両単独事故・正面衝突事故などで事故率が全体で36%減少しています。状況別では、以下のような効果が推定できると発表しています。

  • 車両単独事故で約44%、正面衝突事故で約24%減少
  • 大破事故で約62%、中破事故で約46%減少
  • 乾燥路で約20%、湿潤路で約58%減少
  • 直線路で約42%、カーブで約36%減少

この結果から、スピードを出し過ぎる運転や大破事故で大きな事故の軽減効果が推測できます。一方、どんなに安全運転をしていても相手の車の無謀な運転で避けきれない可能性のある正面衝突事故などでも軽減効果が期待できます。また、路面が濡れているときに大きな軽減効果があることも分かります。

しかし、ESCで100%の事故防止ができる訳ではありません。ESC搭載だからといって過信をした運転をしてはいけませんが、万が一のとき事故を大きく減らすことが可能です。もし、ESCの非搭載車であれば、運転を慎重にするようにしやほうが良いでしょう。

「横滑り防止装置(ESC)」の簡単な仕組み

ESCは、滑りやすい路面や急なハンドル操作などで車が横滑りしたことを感知すると、自動的に各車輪に適切なブレーキをかけます。そして連動してタイヤの空転を自動的に制御して車の進行方向を修正するシステムです。例えば、走行中にカーブに差し掛かったとき、運転者が曲がれると思っているスピードでも、ESCが安全ではないと判断するとブレーキを作動させて安全なスピードになるように制御します。

具体的には、カーブを曲がるとき、スピードの出し過ぎで道路の外側にふくらんでしまいそうになると、後輪内側にブレーキを作動させて、ふくらむことを防止します。また、カーブ走行中などにハンドルを切り過ぎて、道路の内側にそれてしまうようなときは、前輪の外側のタイヤにブレーキを作動させて内側にそれることを防止します。ESCのこのような走行支援をもとに運転者が適切なハンドル操作とブレーキの制御をすることで安全な運転が可能になります。

「横滑り防止装置(ESC)」の搭載の義務化

国土交通省は、ESCの搭載が事故軽減に大きく寄与することから2010年12月に車へのESC搭載の義務化を発表しています。これにより、フルモデルチェンジして販売される新型生産車は、2012年10月1日以降、継続生産車は、2014年10月1日以降ESC搭載が義務付けられています。なお、軽自動車については、新型生産車が2014年10月1日以降、継続生産車が2018年2月24日以降ESC搭載が義務付けられます。軽自動車や中古の普通乗用車を購入するときは、ESC搭載かそうでないかを確認するようにしましょう。

「横滑り防止装置(ESC)」の自動車メーカーごとの名称

ESCは、各自動車メーカーが異なる名称を使用しています。トヨタはVSC。日産はVDC。ホンダはVSA。マツダはDSC。三菱はASC。スバルはVDC。スズキはESP。ダイハツはDVSなどです。海外メーカーも同様に呼び方は各社で異なります。一般的にはESCといいます。(阪木朱玲)

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