〜ストリートビューで探検できる日本のパワースポット〜
死ぬまでに行ってみたい!日本のすごいパワースポット 7選
今回紹介する名所7選は、子供のようにワクワクする場所をピックアップしてみました。各地のストリートビューのクオリティーが高く、それなりに楽しく探索できます。
*全て実際に訪れることができる観光地ですが、場所によっては予約が必須な所もあります。交通アクセス・入場料などの詳細は、それぞれの公式サイトをチェックして下さい。
地獄谷野猿公苑(長野県下高井郡)
世界で唯一、温泉に入るサル
地獄谷野猿公苑は、なんと「ニホンザルが浸かる温泉」として有名なパワースポットです。
1970年に地獄谷野猿公苑の「ニホンザルが温泉に入る姿」がアメリカの雑誌『LIFE』の表紙に掲載されて以来、世界的に有名な観光名所になりました。特にオーストラリアからの観光客が多いようです。
さすがに夏場だと、温泉に入る姿はあまり見なくなるようですが、冬場の朝方によく現れます。(※どうしてもサルが出てこない場合、餌まきをして呼んでもらえるそうです。)
ボスザルの龍王
地獄谷野猿公苑のボスザルは代々「龍王」と名付けられています。龍王は、他のサルより際だって毛並みが美しく、立派な出で立ちなので見てすぐわかるようで、運が良いとこの龍王に会えるそうです。
ちなみに、残念ながら人間がサルと一緒に温泉に入ることは禁じられていますが、近くに1864年から続いている「後楽館」という由緒ある旅館で、地獄谷温泉を露天風呂で堪能することができます。(※このお風呂からは、野生のサルやカモシカが見えたりするそうです。)
ポイント
サルの温泉には「ライブカメラ」が設置されていてます。公式サイトで1時間おきに画像がアップデートしているので、現在のサルの様子が観れます。
公式サイト・
地獄谷野猿公苑
高野山「奥の院」(和歌山県伊都郡)
最強すぎるパワースポット
空海(弘法大師)が開いた密教の聖地「高野山」は「金剛峯寺」とも呼ばれます。人口4000人のうち僧侶が1000人以上を占め、117の寺があり、そのほとんどが宿坊(※僧侶のための宿泊施設のこと) で、宗教都市として荘厳な霊気が山に漂っています。この高野山の最も重要なスポットが「奥の院」です。
「奥の院参道」という樹齢数百年を越える老杉に囲まれた1km程度の霊園を抜けると、2万個以上の燈籠が吊るされている「燈籠堂」、その裏手には空海がいる「御廟所」があります。
空海は835年3月21日から即身成仏(生きた仏)になって現在も座禅修行を続けているとされ、それ以来1200年間、この「御廟所」には空海の世話役を務める維那(ゆいな)と呼ばれる僧が、毎日1日2回の食事を運んでいます。この御廟所が、聖地「高野山」の核心的な空間なのです。
現在、空海が「御廟所」の中で、どのような状態になっているのかは、維那以外は知ることはなく、維那が他言することは堅く禁じられているため、秘密になっています。
ポイント
「奥の院参道」には、戦国武将たちの墓が多く、織田信長、豊臣家、徳川家、明智光秀、石田三成、伊達政宗、武田信玄&勝頼、上杉謙信らの墓のほかに、歴史上の著名人や、日本の大手会社の社墓などが点在していて、見所が満載です。(※ストリートビューでも何人かの墓は発見できます。)
公式サイト・
高野山真言宗 総本山金剛峯寺
軍艦島(長崎県長崎市)
廃墟マニアにはたまらないスポット
実際の名称は端島(はしま)といい、島の形が軍艦に似ていることから「軍艦島」と呼ばれています。海底炭鉱の採掘が最盛期だった1960年(昭和35年)は三菱の私有地で住人が5,267人いました。(※当時の東京特区の9倍以上の人口密度だったそうです。)
面積は東京ドームの約5倍あり、集合住宅・学校・店舗・病院・寺院・映画館・理髪店・美容院・パチンコ屋・雀荘などがあり、島内での生活環境がほぼ完結していて、子供が多い賑やかな「夢の楽園」と呼ばれていた一方で、徹底した管理社会だったといわれています。
1974年に炭鉱が閉山、突然無人島化して現在まで朽ち果て、廃墟マニアのメッカになりました。(※今年に、『進撃の巨人』の実写版の撮影が決定していて、ますます注目が集まりそうです。)
ポイント
長崎港から軍艦島に上陸できる周遊ツアーは、1日に午前(10:40〜13:00)と午後(14:00〜16:20)の2便が出ています。やはり土日は混んでいます。
公式サイト・
軍艦島コンシェルジュ
秋芳洞(山口県美祢市)
天文学的な時間を経てできた鍾乳洞
3億5千万年前の海底火山の海面にできた珊瑚礁が、海底へ沈降して化石化。そして、約2億年前の地殻変動によって、化石化した部分が再び地上に押し上げられたものが、地上の大草原に石灰岩が無数にそびえ立つ国定公園「秋吉台」と、地下100〜200mにできた鍾乳洞「秋芳洞」です。
「秋芳洞」は日本最大の鍾乳洞で、特別天然記念物に指定されています。秋吉台の南のふもとに入り口があり、距離が10km以上(観光コースは1km)あります。洞窟内は季節を問わず温度16℃、湿度95%を保たれています。(※洞内には名称のついた場所が11ヵ所あり、中でも上の画像の「百枚皿」は世界的に有名です。)
ポイント
「観光コース」とは別に「冒険コース」があり、懐中電灯を持って入り組んだ鍾乳石の狭間を歩いたり、より洞窟探検気分を味わえます。(※秋吉台内には自然動物公園「秋吉台サファリランド」というテーマパークがあります。)
公式サイト・
秋芳洞スペシャルサイト
厳島神社(広島県廿日市)
神秘的な平安時代を垣間見れる場所
日本三景のひとつ。中央に寝殿と呼ばれる「主殿」、その両側に「対殿」が配置されていて、全体的に「コの字」の形をしているのが寝殿造りの特徴です。(※画像は重要文化財の大鳥居ですが、ストリートビューで振り返ると本殿が見えます。)
この厳島神社は興味深い謎が多く、近年では「世界最古(紀元前15〜6世紀)の宗教のひとつ『ゾロアスター教』と深い繋がりがあるのではないか」といわれています。「北西を向いている」「水辺に建てられている」など、典型的なゾロアスター寺院の建築様式と酷似。また、厳島神社の祭神の弁財天の起源は、ゾロアスター教の水の女神「アナーヒター」という説もあり、解明が待たれます。
ポイント
上のストリートビューの画像は干潮時で珍しい光景なのですが、実は、がっかりされる方も多いそうです。せっかくなので、満潮時に行くとよいでしょう。ベストなのは満潮から干潮(約6時間)を見届けて鳥居まで歩くことですが、6時間も滞在するのはなかなか難しいかもしれません。
公式サイト・
宮島 嚴島神社
佐渡金山(新潟県佐渡市)
388年間も採掘され続けた日本最大の金山
徳川幕府に入った翌年の1601年から1989年まで、388年間の総産出量は金78トン(文献によっては83トン)銀2330トンで、最盛期の江戸時代初期には年間に、金が400キロ、銀が40トン以上採掘されたことになっていますが、実は正確な産出量を幕府には伝えられていないというのが定説です。
主に金は貨幣に鋳造、銀は生糸貿易のために中国などに大量に輸出されたようです。1989年(平成元年)より金銀の採掘は、鉱量の枯渇と、金の価値と労働賃金の採算が取れないため中止されています。(※ちなみに、現在の金銀の価格は、金1グラム=4,727円、銀1グラム=73.76円で、60倍以上の差がついています。)
資料館では、透明の箱の中に入っている12.5kgの「金の延べ棒」を、穴に手を入れて触ることができ、呼び物になっています。穴から延べ棒を取り出せることができると、記念品がもらえます。
ポイント
中庭に設置されているカフェでは、金箔をトッピングしたソフトクリーム(350円)やコーヒー(250円)など、趣向を凝らした観光スポットです。(※佐渡には「西三川ゴールドパーク」という、砂金取りが体験できる施設があります。初・中・上級コースがあり、金が取れた場合は、持って帰ってよいそうです。)
公式サイト・
史跡 佐渡金山
首都圏外郭放水路(埼玉県春日部市)
首都圏に隠された巨大な地下神殿
埼玉県春日部市と幸手市は、皿のような形状の地形のため、大雨が降ると深刻な洪水・地盤沈下の水害が近辺に発生していたために、この「首都圏外郭放水路」の建設が1992年に着工、2006年に完成しました。
総額費用約2,310億円を投じて造られた、世界最大級の洪水被害を防ぐ施設です。画像は場所は、調圧水槽(貯水量67万トン)と呼ばれる「地下プール」です、長さ177m・幅約78mとサッカー場よりも大きい広さです。(※寝殿の柱のような、ガンダムと同じ高さ18mの柱が59本立っていて、圧巻です!)
大雨が降った場合、一度このプールに水を貯めて、6.3kmの地下放水路を伝って江戸川に放出します(1秒間に25mプール1杯分)。また、この首都圏外郭放水路はPRに力を入れているらしく、「仮面ライダー」など特撮の撮影のロケでよく使われています。(※見学は無料ですが、平日のみ。)
ポイント
ちなみに春日部市は『クレヨンしんちゃん』の野原一家の住まいです。市内にある「ララガーデン春日部」には、「嵐を呼ぶブリブリシネマスタジオ」というアミューズメント施設があります。
公式サイト・
首都圏外郭放水路
よく車で旅行される方は、ご加入の自動車保険が、どういった状況で補償されるのか知っておく必要があります。