〜クエン酸と重曹で作る自家製炭酸風呂〜

簡単に自宅でできる「炭酸風呂の作り方」~超シュワシュワ!

炭酸風呂

最近、スーパー銭湯で大きな呼び物のひとつになっているのが「炭酸風呂」です。

おそらく、5~6割の店舗にはあると推測します。入浴すると、細かい泡が肌にまとわりついて、デトックス効果が高くて気持ちが良いのです。

近年、温浴業界は「スーパー銭湯戦国時代」と呼ばれているそうですが、この「炭酸風呂」があるかないかで、大差がつくのではないでしょうか。

ある日、ふと「この炭酸風呂を自宅で再現できないか?」と思い、調べてみると意外と簡単に入浴剤を作れることが判りました。これまでに、数回で実践してみたのでまとめました。ご利用は自己責任でお願いいたします。

後半で日本にある天然の炭酸温泉を紹介しています。

炭酸風呂を作ってみよう

バスタブのサイズ
一般的なバスタブの容量は200リットルだそうです。最初は浴槽に200リットルのお湯を張って数回試していましたが、より強い炭酸風呂を味わうために、湯量設定を160リットルに変更しました。お好みで結構ですが、湯量が少ないほど強い炭酸の風呂ができます。

正確に200・160リットルを量らなくて結構です。ご自宅のバスタブが大きめ・小さめの場合は、200リットルが標準的な大きさと考えて、目分量で調節していきましょう。

水温
炭酸ガスは水が高温になるほど解けにくく、また、抜けやすい性質があるので、お風呂の水温は35~38℃程度に設定します。ぬるめの炭酸風呂(160リットル)を堪能し、追い炊きして(より熱いお湯を足して)温度を高くして入浴を終えるようにするのがベストかと思います。



■用意するものは2つ

  1. クエン酸(食品グレード以上のもの)
  2. 重曹(食品グレード以上のもの)

クエン酸・重曹

食品添加物以上の製品を選ぶ
クエン酸・重曹共に、「医薬品(薬用) > 食品添加物(食用)> 工業用(掃除用)」と品質のグレードがあります。炭酸風呂には食品添加物以上の製品を使用します。

薬用の価格はずいぶん高くなるので、丹羽久が販売する食用(画像)の製品を使用しました。食用以上のものであれば、どこの物でも大丈夫です。

*販売元の丹羽久さんに確認したところ、2つとも飲用の炭酸水も作れる安全な製品です。今回ご紹介する炭酸風呂を作る方法も、健康に全く問題なく、浴槽も傷めないとのことです。(サイト・丹羽久


クエン酸1に対し、重曹1.3の割合で炭酸ガスがバランス良く発生します。

  • クエン酸300g 重曹390g(炭酸強め)
  • クエン酸200g 重曹260g

クエン酸&重曹の総量を増減したり、湯量の量で炭酸の強弱を調節できます。ある程度「クエン酸1:重曹1.3」を守れば、極端な使い方をしない限り目分量で調節して結構です。

入浴までのステップ

  1. 浴槽に水温35~38℃の湯(160リットル)を張る
  2. 風呂に入る準備をする(裸になる)
  3. クエン酸300gを湯に投入して十分に溶かす(手で掻き回す)
  4. 重曹390gを投入する〜炭酸風呂の完成
  5. 完成したら空かさず入浴する

重曹を投入した直後に発泡がピークに達するので、なるべく早く浴槽に浸かります。

炭酸を強く感じるのは、初めの10分間程度です。30分ほど経つと目に見える気泡はかなり減少します。

炭酸ガスを保つコツは、なるべく低い水温設定と、水を派手に掻き回さない(水を動かさないこと)です。

水質は少しヌルヌルします。これは重曹の成分の特徴で、アルカリ性が肌を包み込むようになっているそうです。

「湯量160リットル クエン酸300g 重曹390g」の作りたてはこのようになります(下の画像)。驚くほど、お湯が柔らかくなります。ちなみに舐めると少し飴のような味がします。

作りたての炭酸風呂

身体の汚れがすごく落ちる

炭酸風呂にした翌日の朝に水抜きするとよく分かるのですが、浴槽の底に見慣れない汚れが層になって残っている場合があります。これは、重曹の油分を包み込む作用が、皮脂汚れや、風呂釜の汚れなどを浮かせる働きがあるからだそうです。

ちなみに重曹だけ入れるのも効果的な入浴方法です。

注意点
  • 炭酸風呂の水質はヌルヌルするので、浴室で足が滑らないように注意する。
  • 炭酸水は目に入ると痛みを感じる。清潔な水ですすぎ流しましょう。
  • バスルームに木材を使用している場合、重曹によって変色する場合がある。
  • 炭酸風呂の残り湯は洗濯に流用できるが、洗剤があまり泡立たない。
    (重曹の割合を増やすと解決できる)
炭酸水を洗顔に使ったり、バケツに炭酸の湯を入れて手湯や足湯をしたりと、いろいろ応用できます。

日本にある天然の炭酸温泉

最後に、観光名所案内として国内にある天然の炭酸温泉(高濃度炭酸泉)を紹介しておきます。温泉が大変多い日本列島ですが天然の炭酸温泉になると、かなり希少になります。(*これが全てではないかもしれません)

日本の温泉法では、25℃以上の源泉で1リットル中に炭酸ガスが250ppm(0.25g)以上含むものを炭酸泉、さらに、1リットル中に炭酸ガスが1,000ppm(1g)以上含むものを高濃度炭酸泉と定義されています。


・泡の湯温泉(山形県西置賜郡)

・韮崎旭温泉(山梨県韮崎市)

・海ノ口温泉(長野県南佐久郡)
・稲子湯温泉(長野県南佐久郡)
・初谷温泉(長野県佐久市)

・白狐温泉(岐阜県瑞浪市)

・頓原天然炭酸温泉(島根県飯石郡)

・長湯温泉(大分県竹田市)
・船小屋温泉(福岡県筑後市)
・妙見温泉(鹿児島県霧島市)

*すべて高濃度炭酸泉です

この他にも、高濃度炭酸泉より炭酸ガスが若干少ない炭酸泉や、人工的に炭酸ガスを溶け込ませた天然温泉が全国にあります。


最後まで読んでいただいて
ありがとうございました!

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