〜都道府県別で分けると見えてくる「異常な実態」〜

最新の自動車盗難件数を調査!防犯対策が最も必要な県は!?

2016年の自動車盗難ランキングマップ

2016年の自動車盗難の状況

順位都道府県
茨城 1,590
大阪 1,577
千葉 1,539
愛知1,349
埼玉 913
神奈川 639
栃木 415
三重 370
兵庫 351
東京 309
*数字は発生件数

去年(2016年)のデータをランキング形式にしてみました。前年(2015年)に比べると、合計発生件数が13,821件から11,655件と減少。2014年は16,104件だったので、2年連続で減少しています。

去年の1位は愛知県(前年2,205件)でしたが、1,349件まで減少。長年上位3位は愛知・大阪・千葉が毎年入れ替わっている激戦区でしたが、ピーク時の2001年には6,067件もの盗難件数があった千葉県が1,539件まで激減したことと、茨城県(2014年4位1,814件→2015年2位2,107件)が1位になったことで、近年の車盗難地域が若干移動していることがわかります。

トップ10の都府県が全体の78%を占めています。

解説 ほとんどが「キーなし盗難」

70%以上が、キーを抜いてドアロックされた状態の「キーなし被害」で、このことから場当たり的な犯行ではなく、プロ集団による計画的な犯行が多いと考えられています。このデータには、車上荒らしは含まれていません。

群馬 255山梨 82
静岡 244奈良 72
福島 235和歌山 69
北海道 190岡山 67
福岡 188沖縄 60
京都 159宮城 55
岐阜 153広島 46
長野 103石川 46
滋賀 92熊本 41
新潟 82愛媛 41
青森 38大分 17
福井 32岩手 16
長崎 26高知 13
鹿児島 26秋田 11
佐賀 23徳島 10
宮崎 22鳥取 8
香川 21島根 4
富山 19①〜⑩合計 9,052
山口 19⑪〜㊼合計 2,603
山形 18全国合計 11,655

参考資料・
政府統計の総合窓口


2016年盗難車ベスト

①プリウス・トヨタ 19.7%
②ハイエース・トヨタ 14.3%
③ランドクルーザー・トヨタ 9.3%
④アクア・トヨタ 9.0%
⑤レクサス 5.3%
⑥インプレッサ・スバル 4.7%
⑦クラウン・トヨタ 4.0%
⑧アルファード・トヨタ 2.3%
⑧カローラ・トヨタ 2.3%
⑩スカイライン・日産 2.0%
⑩フォワード・いすゞ 2.0%
⑫BMW 1.3%
⑫インテグラ・ホンダ 1.3%
⑫ハイゼット。ダイハツ 1.3%
⑫ベンツ 1.3%
⑯ヴェルファイア・トヨタ 1.0%
⑯マークX・トヨタ 1.0%

日本損害保険協会が行っている「自動車盗難事故実態調査」では、毎年盗まれやすい車のデータを公表しています。

こちらは現時点で最新になる『2015年の盗難車種ランキングデータ』です。特徴として海外で人気の車種が上位を占めています。

特にハイエースとランドクルーザーは海外で重宝されます。ハイエースは2013年まで7年連続ワースト1位でしたが、2014年に大幅減少してから2位を維持しています。

開発途上国では不正輸入された「日本語の広告を付けたハイエース」が走っているのをよく見かけるほどです。

海外でのネームバリューが一番強いトヨタは上位を独占しています。また、同じ人気車を何台も盗むことで、車種それぞれの「盗むコツ」を掴んでいると考えられます。

参考・
自動車盗難等の防止に関する官民合同プロジェクト
日本損害保険協会


盗難発生場所の7割が「屋外駐車場」

盗難発生場所の割合グラフ

グラフをご覧になって分かるように、70%以上が屋外の駐車場で発生していて、窃盗犯は屋外の駐車場を集中して狙っていることがわかります。


以下のような屋外駐車場は、特に狙われやすい傾向があります。

  • フェンスやゲートがなく、簡単に侵入できる
  • 照明が設置されてなく、中の見通しが悪い
  • 管理人がいない・防犯カメラの設置もない
  • 車を長期間放置しているのが分かる
お住まいの地域がランキングマップで黄色以上に濃くて、
屋外駐車場を利用している方は、要注意です!!

窃盗団

自動車泥棒が組織化している裏事情

車泥棒

1992年に「暴力団対策法」が改正されて、暴力団の資金源が減少したため、盗難車売買が新たな資金源になっているといわれています。

さらに、1995年に政府が「中古車輸出手続き」の検査制度を廃止したため、盗んでから海外に不正輸出するまで順序立てた、組織的な犯行が後を絶たなくなっています。

また近年では、多国籍45人(うち日本人6人)の男女で構成した窃盗団から13都府県をまたいで、5年間で650台、被害総額は18億円の被害など、グローバル化した犯罪組織による犯行も目立っています。

窃盗団の構成と役割の例

実行犯は犯行前に何度も下見をしていて、状況や逃走経路を把握します。また、自動車レーダー探知機を使って「パトカーがどこを走っているのか」を確認することができ、現行犯で取り押さえるのが難しくなっています。

女泥棒

①調査係

②実行犯

③運搬係

④車体修理&改造係

⑤書類偽造係

⑥売却係

ターゲットになる車を探すために、車の買取業者のチラシを車に貼り付けて回る。数日たっても、チラシを剥がしていない車は「所持者の管理は甘い」と認識されます。

②③ 犯行時刻は深夜〜明け方の時間帯が一番多く、特に悪天候の日の犯行が好まれます。何気ない業者を装って昼間に行動するケースもあるようです。

④⑤ ナンバーの付け替え・修理・車台番号や車検証などの偽造を行う。

主に海外への不正輸出や、国内の市場に流通させる。また、犯罪の逃走に用いたりする。


おすすめの防犯アイテム

イモビカッター

最近の新車の7割はイモビライザー(キーに内蔵された電子照合システム)が標準装備されていますが、これだけでは万全ではありません。本来は車の修理作業に使われる「イモビカッター」と呼ばれるイモビライザーの機能を無効にする装置などを使用して、2〜3分でスムーズに盗む場合が多いのです。


残念ながら、自動車メーカーの盗難対策はまだまだ甘いのが実情で、個人で防犯対策をとる必要があります。窃盗団は人気の車種を見つけると、本気を出して狙ってくるといわれています。たちが悪い事例では、レッカー移送して盗むケースもあるようです。できれば、車両保険にも加入しておきたいところです。

参考・自動車保険ガイド

防犯グッズをご紹介いたします。
印は、おすすめ度を表しています。

駐車場の防犯


防犯用センサーライト ★★★
センサーライト

センサーライトはホームセンター等で安価で購入できます。ほとんどの製品が暗闇での動きでしっかり反応します。乾電池式と、太陽電池パネル式があり、日中に日の当たりが良い所に設置する場合は太陽電池パネル式がよいでしょう。

数台利用して、駐車場の中の闇の死角をなくしましょう。大変おすすめです。1000円〜5000円程度で購入できます。


防犯カメラ ★★★
防犯カメラ

最近では無線式の安価な製品が販売されています。無線LAN経由でインターネットを介してパソコン・スマホで確認できます。難点は、設定が難しく、ACアダプタが防水使用ではない場合や、電源の確保など設置場所が限られるということです。7000円程度から購入できます。

どうしても設置ができない場合、「ダミーカメラ」を付けてみてもよいでしょう。こちらは2000円程度で購入できます。また、「防犯カメラ作動中」のセキュリティーステッカーやプレートを貼って威嚇すると効果的でしょう。


クルマの防犯


タイヤロック ★★★
タイヤロック

地味で面倒な対策ですが、タイヤロックを利用するのは大変有効です。できれば、画像のようにホイールごと覆い隠すものを選びましょう。(車をジャッキアップしてボルトを外し、タイヤを交換する作業は、窃盗団には5分もかかりません)

また毎駐車時には無理でも、愛車を長期間使用しない時などに備えて購入しておいた方がよいかもしれません。軍手と一緒に常備しましょう。ホイールが隠せるもので1万円ぐらいからと少し高額になりますが、効果大です。


警報・通報装置 ★★
盗難警報装置

防犯には「大きな音」が効果的だといわれています。ガラスの振動や、不自然なドアの開閉に反応して警報音を鳴らします。誤作動を防ぐための調整は難しいのですが、夜間に駐車する場合に、タイヤロックやハンドルロックと併用したりすると良いのではないでしょうか。

少し前までは高額なアイテムでしたが、最近は3000円程度から購入することができ、意外と安い製品でも実用的なものもあるようですが、車屋さんに一度アドバイスをもらってから購入しましょう。


ハンドルロック
ハンドルロック

ハンドルを固定することができます。窃盗犯にとってハンドルロックは、タイヤロックと比べると解除するのは簡単ですが、「防犯対策」をしている強いアピールになります。

防犯グッズの装着を習慣づけるのは大変ですが、多少の効果は期待できます。さまざまなタイプがありますが、折れにくい鋼鉄製のものを使用しましょう。3000円程度から購入できます。


GPS追跡サービス ☆☆☆
ココセコム

このサービスは、実際にクルマが盗まれた時に効果を発揮します。セコムのサービスの「ココセコム」というGPSを利用した位置情報サービスがあります。クルマの現在位置がauのサービスエリアの範囲内である場合は、パソコン・スマホで位置検索ができます。

盗まれた車の位置情報が確認された場合、別途に料金がかかりますが、警察と連携して車を捕獲するサービスも利用できます。また、愛車が自動で「異常信号」を発信して、セコムから確認連絡が来る「異常監視サービス」という高額のプランもあります。これらのサービスを利用することで保険料が安くなる場合もあります。

位置情報サービスの費用

  • 加入料金 5000円
  • 月額 900円(3年間)
  • GPS機器 4000円〜
  • 現場急行 1万円(+1時間1万円)
    *警察と連携して盗難車を捕獲するサービス


盗難現場に遭遇した場合を考えておく

車の窃盗は単独での犯行ではなく、必ずどこかに「見張り役」などが存在すると考えましょう。盗難防止装置ブザーが鳴って、盗難現場に駆けつけて犯人を発見した場合は、単独行動を取らず必ず複数で行動するようにしてください。

窃盗グループは凶器を持っている可能性が高く、所持している工具も鈍器として使用して攻撃される可能性があります。躍起になって犯人に立ち向かうような事にならないように、冷静に対処できるように家族やご近所と連携して、順序立てた対処を考えておきましょう。

まとめ
  • 特に、千葉・愛知・大阪・茨城・神奈川・埼玉に住んでいる方は注意
  • 駐車場が屋外になっている場合は、駐車場&車に防犯対策をしましょう
  • 盗難現場に遭遇した場合の対策を考えておきましょう
最後までお読みいただき
ありがとうございました

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