深夜の単独自損事故は飲酒が疑われやすい

飲酒運転は刑法・道路交通法の改正と厳罰化などによって飲酒運転事故件数は2000年度をピークに年々減少しています。日本損害保険協会調べによると、2003年が16,376件に対して2014年は4,155件と約4分の1に減少していますが、飲酒を原因とした事故はまだまだ後を絶ちません。

そのため、飲酒運転に対する社会の厳しい眼差しは最近とみに強く、飲酒していなくても飲酒運転と決めつけられる事態もあるということを知らなければいけません。

参考・
日本損害保険協会

深夜の単独自損事故は事故事実を証明してくれる第三者がいない

事例

ファミレスのホール主任をしている亀井敏明(30歳仮名)は、シフトが終業する午後9時頃、高校時代の悪友・山下から電話でカラオケに誘われ、通勤に使用しているセレナで山下を自宅まで迎えに行き一緒に近くのカラオケへ入店した。午前0時過ぎまで歌って飲んで騒ぎ、カラオケ店前で山下と別れて独りでセレナを運転して帰路についた。

亀井は一般道から片側2車線ある自動車専用道路へ進入したが、走行車線を走って来た車のすぐ前に割り込んだような形になったため、後ろの車がクラクションを鳴らし車間を詰めて亀井車を煽って来たのである。慌てた亀井は追越車線へ避けたが後続車はさらに付いて来て煽ってくるため、どんな奴だろうと思って左の肩越しに振り向いて自分の目で見ようとした時うっかりハンドルを右に切ってしまった。

亀井のセレナは中央分離帯のガードレールに右前部から激しく衝突してガードレールを対向車線側へ湾曲させ、反動で跳ね返って道路中央で2車線を塞ぐ形で停止した。時速50~60kmで衝突しただけに亀井車は右前部が大破し右前輪が斜めに傾いてしまったが、幸い亀井はかすり傷程度で無事だった。

自動車専用道路中央で停止しておれば後続車に突っ込まれる危険があるため、ゆっくりとなら走行できたのでハザードランプを点滅させながら亀井車は、バンパーがぶら下がって異様な軋み音をたてながらも時速20km位で自宅までの約2kmを走り切り何とか帰宅できた。

「飲酒運転」を疑われただけで保険金支払拒否。事故現場で必ず警察へ通報。

警察への届出が翌日起床後になってしまったことが亀井を不利にしてしまった。届出を受けた警官は「なぜ事故直後に通報しなかったのか、飲酒していたのではないか」と亀井を厳しく追及し、保険会社も当然ながら調査を入れてきた。

亀井は日頃から車で移動している途中では絶対飲酒しない、飲酒する場合は代行運転に依頼することを基本にしていたので「カラオケ店で山下はビールを飲んだが、私はコーラとソーダを飲んで歌っていただけ」と弁明したが、煽ってきた後続車もどこの誰かもわからず、一緒にカラオケへ行った山下は口裏合わせをしているのではと保険会社は全く信用しない。

大破した亀井車の車両保険金はわずか50万円程度だったが、保険会社の調査は数度にわたる亀井との面談、事故前後の携帯通話記録の要求、山下への聴取、カラオケ店への聴取と徹底して行われ、調査完了まで約5カ月もかかってしまった。その結果、保険会社から一通の文書が送られてきた。

内容は飲酒運転が強く推測される「保険金支払拒否」である。対抗するには亀井が自前で弁護士に依頼し、保険会社の調査内容の矛盾点を指摘し「飲酒していない」という自分の主張の正当性を法廷で立証しなくてはならない。

深夜の単独自損事故は飲酒が疑われやすい

「事故直前に、居酒屋やカラオケにいた時などは飲酒していなくても保険は降りない」と考えた方がよいでしょう。そのためには事故直後に必ず警察へ通報し、現着した警官から事故現場で飲酒検査を受けて証明しておく必要があります。

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