事故現場から逃げると小さな事故でも厳罰がある

事例

そのとき青木翔太(21歳仮名)は少し浮かれていた。口説いていた彼女をデートへ誘うことができたので、ロックバーで酒を飲んで一晩中踊りまくり、父から借りたセリカの助手席に彼女を乗せて自宅まで送り届ける朝帰りの途中だった。夏の午前5時頃はもう明るくなっているが、この時間なら飲酒検問に引っかかることはない。片側1車線の県道を快適に走っていた。

ロックバーを出て2kmほど走った所で、200mほど先に原付バイク7~8台の集団が対向車線をこちらへ走行して来るのが見えた。最近増えてきた中・高校生が原付を改造して大きな音を響かせ、二人乗りなどもしながら走り回る原付暴走族である。

青木も高校生のころ同じ暴走行為をしたこともあり、酒が入っていたことや彼女が隣にいたこともあって「少し脅かしてやろう」と考え、なんとセリカを対向車線へ乗り入れ逆走しながら原付集団の方へ時速60km位で向かっていった。原付集団は慌てて路肩方向へ逃げたが、二人乗りバイク1台が中央線を越えて対向車線方向へ逃げたので、自分の車線へ戻ろうとした青木のセリカがセンターライン付近で原付をはね飛ばしてしまったのである。

青木は左路肩で停車してルームミラーで後方の事故現場を見ると、原付に乗っていた二人の高校生は路上で倒れ、仲間が介抱している様子が見えた。

「大変なことになった」と思った青木は、そのままセリカを発進させて現場から逃げてしまった。彼女に迷惑がかかると困るので近くの駅で降ろしたあと一路自宅へ向かったが、通行人が青木の車種とナンバーを警察へ通報したため、すでに県内すべてのパトカーに手配がかかっていた。

自宅まであと2kmという所で、すれ違ったパトカーが急に反転してサイレンを鳴らし追いかけて来たので青木はびっくりして逃走し、細い路地をジグザグに走ったり駐車車両に擦ったりしながら、最後は運転操作を誤ってブロック塀に衝突しセリカは大破して停止した。青木が現行犯逮捕されたことは言うまでもない。

飲酒ひき逃げで刑務所行き、掛けていた保険が無駄になる。

被害者の高校生二人は軽傷だったが、青木は「酒気帯び・ひき逃げ・救護義務違反・事故報告義務違反…等々」で起訴され法廷で裁きを受けることになった。国選弁護人に依頼したが、おそらく実刑は免れまい。

行政処分も85点も来て免許取消となり、10年間免許が取れないことになった。被害者は自賠責で救済されるが、大破したセリカにかけていた車両保険は1円も出ないのはもちろん、一時の見栄が高い代償を払うことになってしまった。

交通事故は必ず警察へ通報して事故証明書をとること

事故を起こしたら必ずその場で停止し警察へ通報することです。人身事故なら救急車を呼び、交通の邪魔になっても警察が来るまで動かしてはいけません。物損事故の場合は路肩などへ車を寄せ、警察が来るのを待つのがよいでしょう。警察が作成する事故証明書がないと自動車保険も出ないことがあります。

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