補償額が減額される素因減額とは?

任意保険は交通事故でケガをした場合、自分に過失が少しでもあればその過失分は補償額から過失相殺されますが、無過失であれば減額しません。
しかし、相手の過失が100%で自分の過失がゼロの場合でも、補償額が減額することがあります。

これが素因(そいん)減額です。

無過失でも任意保険の補償額が減額される理由

素因(そいん)とは、被害者が持っている疾患に相当する肉体的・精神的・体質的な特徴や特性のことです。その素因がもとで事故のケガが大きくなったと認められると、減額になる可能性があります。

何らかの病気を抱えている人が交通事故の衝撃で健常者よりもケガの程度がひどくなったような場合は、ひどくなったケガに対する補償を全て加害者に負担させることは公平性に欠けるということで、素因によってひどくなったと考えられるケガの補償額部分が減額されます。

減額割合は1割〜9割まであります。


素因減額ができる条件

素因減額は、加害者側が補償額の減額を求めて主張することになりますが、判例では加害者側に被害者の素因によってケガが大きくなっていることを立証する責任が課せられています。立証しなければならないのは4点です。

  1. 被害者の肉体的・精神的・体質的な特徴・特性が単なる特徴・特性ではなく疾患であること
  2. ケガが事故と疾患の両方が原因になって発生していること
  3. 補償額を減額しないと公平性に反すること
  4. 素因減額の割合を決定することができるための諸要因と明確な因果関係
また、被害者の年齢も事故によるケガの程度に大きく影響しますが、判例では年齢相応の場合は減額事由には該当しないという立場に立っています。

自賠責保険も素因減額される?

素因減額は任意保険のみに適用されて自賠責保険には、原則適用されません。しかし、平成13年に告示された自賠責の「支払基準」の第6:減額の2項の「受傷と死亡又は後遺障害との間の因果関係の有無の判断が困難な場合の減額」で、被害者に既往症等があると最大5割の減額する可能性のあることが記されています。

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